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金融業界からM&A業界へ

金融業界の転職先として人気なM&A業界

市場拡大が続くM&A業界の現状

国内のM&A市場はここ数年右肩上がりで成長しています。2024年の日本企業による成約件数は4,700件に達し、前年を大きく上回って過去最多を更新しました。主因は後継者不足を抱える中小企業が増えたことに加え、上場企業でも事業ポートフォリオ最適化を目的としたカーブアウトが加速しているためです。

金融業界で培われた財務分析やリスク判断のスキルが、こうした取引の複雑化に伴ってますます求められており、人材需要は継続的に拡大すると見込まれています。

※参照元:マールオンライン(https://www.marr.jp/menu/ma_statistics/ma_markettrend/entry/56991)

金融人材が評価される背景

銀行や証券会社で融資審査・資金調達・ストラクチャードファイナンスなどに携わってきた人材は、企業価値を測る定量面と経営者との折衝という定性面の双方に長けています。M&A仲介の初期フェーズではオーナー経営者に資本政策を提案し、終盤ではデューデリジェンス結果を踏まえて譲渡価額や契約条件を調整するため、ファイナンスの素地と高度なコミュニケーション力の両方が欠かせません。

金融機関で身に付けた企業分析力とリスクコントロールの視点はそのまま活かしやすく、案件全体を俯瞰する推進役として早期に成果を出しやすい構造が高く評価される理由です。

金融業界からM&Aに転職した場合のメリット

報酬体系とキャリアアップ

多くのM&A仲介会社では固定給に加え、成約手数料の一定割合をインセンティブとして還元する成果報酬型の給与体系を採用しています。インセンティブ比率や対象範囲は各社で異なるものの、金融業界に比べて成功報酬の上限が設けられていない点が特徴です。

金融機関では評価が組織全体の収益や期末ボーナスに広く分配される傾向がありますが、M&A仲介では担当アドバイザー個人の成果がダイレクトに反映されます。加えて、実績がそのまま昇進要件にリンクするため、経験年数よりも案件推進力が重視される環境です。管理職やディールマネージャーに昇格すれば、複数プロジェクトを束ねながら組織戦略にも関わる機会が増え、金融時代には得にくかった経営レイヤーでの意思決定経験を積める点が魅力です。

経営視点の習得とスキル拡張

M&Aアドバイザーは買い手・売り手双方の経営戦略に深く入り込み、財務・税務・法務を横断して案件を設計します。金融バックグラウンドを持つ人材はキャッシュフローや資本構成に明るい反面、事業価値を定性的に評価する機会は限られていたケースが少なくありません。

M&A仲介の現場では、マーケット動向やシナジー効果を踏まえた企業価値評価、経営統合後のPMI方針策定など、より事業寄りの観点を習得できます。そうすることで、将来的にプライベートエクイティや事業会社の経営企画など、経営と投資のハイブリッド人材へキャリアを広げられる点が大きなメリットです。

金融業界からM&A業界に転職した際の仕事内容

ソーシングフェーズの役割

案件は通常、対象企業のリストアップと経営者アプローチから始まります。金融出身者は既存の法人ネットワークや与信情報を活かしてリストを組成しやすく、財務数値を早期に読み解いて譲渡適性を判断できるため、初動の精度とスピードで優位に立ちやすいです。

ヒアリングでは承継問題や成長戦略といった経営課題を洗い出し、資本提携を含む複数の選択肢を提示することで信頼を獲得します。ここでは提案の根拠として財務モデルや資本コストの試算を示す場面が多く、金融バックグラウンドが強みとなります。

エグゼキューションフェーズの役割

基本合意後はデューデリジェンス、契約条件交渉、クロージングへと進みます。金融出身者はデットファイナンスやキャッシュマネジメントの知見を武器に、銀行団や投資家との折衝を主導しやすい点が特徴です。並行して会計士・弁護士・税理士と連携し、表明保証や価格調整条項などリスク分担を細部まで詰める必要があります。

プロジェクトは複数部門が絡むため、ガバナンスを維持しつつステークホルダーの合意形成を図るマネジメント力が求められます。クロージング後は統合計画の策定支援や資金繰りフォローに関わるケースも多く、金融知識と事業理解を両立させることでクライアントのリピートにつながる価値を提供できます。

転職の際に求められる経験・スキル

重視される金融バックグラウンドとマインドセット

M&A仲介会社が金融人材に期待するのは、財務三表を読み解きキャッシュフロー視点で企業価値を議論できるスキルです。特に法人融資や資本市場ビジネスで経営者と直接向き合った経験は高く評価されます。

一方で、仲介ビジネスは案件が長期化し不確実性も高いため、粘り強く案件をリードするタフさや守秘義務を徹底する倫理観が欠かせません。金融機関ではチームでリスクを分散する文化が強いですが、M&A仲介では個々の担当者が最前線で判断を下すシーンが増えるため、自律的に行動計画を設計し成果までやり切る主体性が求められます。

あると有利な資格と知識

必須資格は設定されていませんが、日商簿記2級や証券アナリスト、CFAなど財務分析力を裏づける資格があると評価が上がります。

また、企業法務を扱う機会が増えるため、ジネス実務法務検定やM&Aスペシャリスト試験の学習経験があると面接での説得力が増します。入社後はOJTで専門知識を深められますが、事前にM&Aの基礎書籍や実務コラムを通読している候補者は書類選考・面接ともに通過率が高い傾向があります。

金融業界とM&Aの違い

金融業界での経験、特に法人営業や審査で培った財務知識や顧客折衝能力は、M&A業界で高く評価されます。しかし、その役割や業務範囲には大きな違いがあり、それを理解することが重要です。

役割の違い:「金融商品の仲介者」と「経営の戦略的アドバイザー」

銀行や証券会社での業務が、融資や株式・債券の発行といった特定の金融商品を「仲介」または「販売」する役割が中心であるのに対し、M&Aは企業の将来を左右する経営戦略そのものに深く関わる「アドバイザー」です。クライアント経営者の最も重要な意思決定に、伴走者として寄り添います。

業務範囲の違い:「分業体制」と「一気通貫」

大手金融機関では、営業、審査、実行といった機能ごとに部署が分かれている「分業体制」が一般的です。一方、M&Aでは一人の担当者が案件の初期相談から相手探し、交渉、契約書の締結まで、すべてのプロセスに「一気通貫」で関わります。全体を俯瞰し、自らディールを動かす実感が得られます。

知識の視点の違い:「返済能力の審査」と「将来性の評価」

融資判断が「この会社はきちんと返済できるか」という過去実績に基づいた与信審査(ダウンサイドリスクの評価)に重点を置くのに対し、M&Aの企業価値評価(バリュエーション)は「この会社は将来どれだけ成長するか」という事業の将来性(アップサイドの可能性)を評価します。

スピード感の違い:「組織的なプロセス」と「ディールごとの瞬発力」

稟議など組織的なプロセスを重視する金融機関の業務に比べ、M&Aは案件の状況に応じて迅速な判断と行動が求められます。特に重要な交渉局面では、圧倒的な集中力と、昼夜を問わず対応する瞬発力が必要になる場面も少なくありません。

金融業界からM&A業界に転職するためのステップ

金融業界での経験は強力な武器になりますが、M&A業界への転職を成功させるには、自身の経験をM&Aの文脈で語り直し、新たな視点を身につける準備が必要です。

ステップ1:M&Aで活かせる専門性の特定

まずは自身の経験を棚卸しし、M&Aで通用する強みを明確にします。銀行出身であれば「財務分析力」「経営者とのリレーション構築力」、証券会社出身であれば「資本市場への理解」「ディールに対する営業力」などが大きなアピールポイントになります。

ステップ2:知識のアップデートと視点の転換

自身の知識を、金融機関の視点からM&Aの視点へ転換させましょう。与信判断の知識をベースに、DCF法などの企業価値評価(バリュエーション)の手法を学び直します。「貸し手」の視点から、企業の価値を最大化する「オーナー」の視点へとアップデートすることが重要です。

ステップ3:職務経歴書での「M&A適性」の示し方

職務経歴書では、単なる業務内容ではなく、M&Aに繋がる実績をアピールします。「法人営業として融資目標を達成」ではなく、「担当企業の財務状況を分析し、経営課題に踏み込んだ提案を行うことで、経営者との強固な信頼関係を構築した」といった形で、M&A適性を示しましょう。

ステップ4:M&A特化型エージェントとの戦略立案

自身の経歴が、銀行系のM&A部隊、独立系のM&Aブティック、事業承継専門の仲介会社など、どのようなファームに評価されやすいかを客観的に知るために、業界に精通したエージェントの活用は極めて有効です。転職の軸を定め、最適なキャリアプランを共に描き上げましょう。

ステップ5:経営者視点をアピールする面接準備

面接では「なぜ安定した金融機関を辞めて、厳しいM&Aの世界に挑戦するのか」という問いに、説得力を持って答える必要があります。「より深く経営の意思決定に関わりたい」「自分の力でディールを動かす経験をしたい」など、経営者に寄り添うアドバイザーとしての熱意と覚悟を伝えましょう。

金融業界からM&A業界の転職ならキャリアラダー

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キャリアラダーはM&A仲介に特化した転職エージェントで、業界内の30社超とパイプを持ち、初回面談から入社まで7つのステップで支援を行います。初回面談ではゴール設定とスケジュールを具体化し、次に履歴書と職務経歴書を細部までブラッシュアップします。書類通過後は想定質問集の提供と模擬面接を繰り返し、企業ごとに異なるビジネスモデルや面接官の評価ポイントを共有することで、候補者が論理的かつ熱意を込めてプレゼンできる状態を整えます。

面談は平日夜や土日も対応しており、在職中の多忙な金融プロフェッショナルでも無理なく準備を進められます。入社段階ではオファー金額や入社時期の交渉を代行し、条件面でのミスマッチを防ぐと同時に、入社後のオンボーディング計画までフォローする点が高い満足度につながっています。

M&A業界への転職を目指す金融プロフェッショナルのためのFAQ

Q:年収は本当に上がりますか?

A:M&A仲介の報酬体系は成果連動色が強く、インセンティブが固定給に上乗せされる仕組みです。金融機関のボーナスと異なり、担当案件の成功報酬が個人に直接配分されるため、取扱い案件の規模と数次第で大幅な年収アップが期待できます。

Q:金融知識以外で準備すべきことは何ですか?

A:企業価値を事業面から語る力を養うため、業界分析やビジネスモデル研究が欠かせません。具体的には、事業シナジーを定量・定性の両面で説明できるようになると面接評価が高まります。また、守秘義務契約(NDA)の取り扱いなどコンプライアンス面の理解を深めておくことで、実務への適応スピードが上がります。

「できることは全部やりたい」
キャリアラダー代表インタビュー
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引用元:キャリアラダー公式サイト(https://careerladder.jp/)

               

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引用元:キャリアラダー公式サイト(https://careerladder.jp/)

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